食と食育
食事バランスガイド・分類
1日2200kcalとした場合の食事割合 |
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主食:米・小麦などの糖質 |
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副菜:野菜・海藻・きのこなどのミネラル・ビタミン |
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主菜:肉・魚・大豆などのたんぱく質 |
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妊婦への付加は妊娠中期から。 |
6つの基礎食品群
1群 |
2群 |
3群 |
4群 |
5群 |
6群 |
カルシウム |
カロテン |
ビタミン |
炭水化物 |
脂質 |
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肉・魚・卵 大豆 |
牛乳 骨(魚) |
緑黄色野菜 |
その他野菜 果物 |
米・小麦 いも |
油 バター |
体をつくる(筋肉・骨等) |
体を整える(ビタミン・ミネラル) |
体を動かす(エネルギー) |
食の課題
朝食の欠食率 |
波があるが、幼児は5%前後、学童期は8%前後。思春期に14%。 20代がピーク、その後は低下。 |
※H27版 国民健康・栄養調査 |
野菜摂取 |
毎日2回以上が5割前後、1回以上になると8割弱。 |
※H27乳幼児栄養調査 |
果物摂取 |
毎日1回以上は、年齢があがるにつれ減少(5割弱から3割へ) |
※H27乳幼児栄養調査 |
甘味飲料摂取 |
毎日1回以上は3割前後。年齢で大きなばらつきはなさそう。 |
※H27乳幼児栄養調査 |
共食の傾向 |
朝食の孤食が増加傾向(3割が一人で食事) |
食の悩み
乳児期 |
離乳食を作ること、作ったものを食べてくれないことが負担になっている |
幼児期 |
全般:偏食 幼児前期:遊び食べ 幼児後期:時間がかかる |
食育
食育の基本 |
養護と教育を一体として総合的に展開する(「 保育士等が子どもを一人の人間として尊重し、その命を守り、情緒の安定を図りつつ、乳幼児期にふさわしい経験が積み重ねられていくよう丁寧に援助すること 」) |
食育の実践 |
保育課程の指導計画に取り入れる。 |
楽しく食べる子どもに~発育・発達過程に応じて育てたい“食べる力“
時期 |
自分の食 |
相手との食 |
自分の食文化 |
社会の食文化 |
乳児 |
安心できる |
心地よく飲む |
食材に興味を持つ |
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幼児 |
空腹のリズムがわかる |
一緒に楽しく食べる |
食生活に関心を持つ |
食べ物について話す |
学童 |
適量・バランスがわかる |
一緒に準備・つくる |
食生活を評価する |
食材のでき方がわかる |
思春期 |
体にあうものを選ぶ |
食事マナーをおぼえる |
食生活の文化を知る |
食べ物の流通がわかる |
楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針
時期 |
概要 |
~6か月 |
①心地よい環境 ②食べ物とふれあう |
6か月~ |
①おなかがすく ②自分から食べ物を食べられるようになる |
2歳~ |
①色々な料理を味わう ②基本の習慣・態度に関心をもつ。 ③一緒に食べる楽しさを知る |
3歳以上 |
「食と健康」 ①多くの料理を味わう ②自分の体にあう食をみつける ③健康な食の習慣・態度を知る |
「食と人間関係」 ①自分で食事ができる ②色んな人と食事を楽しむ ③必要な習慣・態度を知る |
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「食と文化」 ①いろいろな料理にふれあう ②地域の食文化を体験・関心を持つ ③食習慣、マナーを知る |
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「いのちの育ちと食」 ①自然に感謝を持って食べる ②いのちを大切にする心を持つ ③食材に対する感覚を豊かにする。 |
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「料理と食」 ①調理を楽しむ ②一連の準備の中で、味・見た目を考える ③環境を考え良い雰囲気で食べる |
学校給食実施基準 平成30年改正の要旨
参考値から基準値に(50%) |
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エネルギー |
8~14歳で増加 |
全体エネルギーの13~20%(年齢別を廃止) |
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脂質 |
下限引き下げ20~30%(改正前は25~) |
学校給食実施状況(平成28年5月)
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実施数 |
百分比 |
小学校 |
学校数 |
19,675 |
19,510 |
99.2 |
生徒数 |
6,386,206 |
6,333,037 |
99.2 |
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中学校 |
学校数 |
10,108 |
9,000 |
89.0 |
生徒数 |
3,357,538 |
2,824,189 |
84.1 |
給食における食中毒予防
食中毒予防3原則 |
つけない・ふやさない・やっつける |
加熱温度と時間 |
中心部を75℃以上で1分以上。大規模調理の場合、これを記録する。 |
調理済食品の保存管理温度 |
10度以下または65℃以上とする。 |
調理後の保管時間 |
2時間以内に食べる。 食中毒発生時の原因究明のため、2週間冷凍保存する。 |